2019年7月15日 (月)

第31回ラッキー★フェスティバル@札幌石山

先週末(7/13~14)「第31回ラッキー★フェスティバル@札幌石山」に参加してきた。

この週末はあまり天気が良くない予報だったし、私が住む日高にいたっては朝から結構などしゃ降りだったし、ずっと風邪気味で体調もイマイチだったこともあったし、今回は正直参加するかどうか迷った。別に出演の予定もないしね。ただ、プログラムを見たら僕の好きなブルーグラス系の出演が多いから行けばたぶんそれなりに楽しめそうなのは予想できたし、さらに言えばここで日和ってしまうとまた昔みたいにズルズルと行かなくなるような気もしたので、とりあえず行くだけ行ってみることにした。

まあでも現場に行ったらすぐに楽しい気分になってしまった。っていうか、もう30年以上毎年こうしたフェスに足を運んでるわけだから、すでに身体に染み込んでいる何かが勝手に良い方に反応してるような感じ。フェスって不思議な空間だ。

お弁当付きのチケットが買えたので食事の心配もないし、ビールもたくさん買ってきた。あとはのんびり見るだけだ。

結構早い時間から来てたツクイくんと焼き肉などつつきながら、プログラムの最初の方の若手学生さんの初々しいステージを見る。その後ワールドワイドな音楽が続いてる間にちょっと寝る場所などを整えたりする。久しぶりに会う人などと軽くおしゃべりなどする。旭川フェスのスタッフでもあるニサカさんのウクレレ弾き語りなどを聴きながらさらにビールを飲む。音楽をアテにして飲むビールは旨いものである。夕方になって予報以上の強い雨が降ったりしたけど、今は屋根付きの客席だからそんなに気にならない。暗くなった以降はビールを飲むには寒くなっちゃったけど、ステージはどれも見ごたえがあって面白く、今年は久しぶりに寝落ちすることもなく最後まで楽しめた。

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夜は本当はジャムしたかったけど、今年は最近練習してるオープンバックバンジョーしか持っていかなかったので、あの大人数の場に混ざるのはちょっと難しかった。ブルーグラスのジャムはソロを個人個人で回して弾くから音量のない楽器だとキツイし、なによりブルーグラスの曲をクローハンマーでソロが弾けるほどの技量はないので、今回はすぐにあきらめちゃった。できればオールドタイムのジャムしたいなあ。でもラッキー★フェスですらオールドタイムの演奏者はほとんどいないのが北海道の現状だからなあ(゚з゚)

翌日は午前中のステージをまったりと楽しんで、エンディングちょっと前にお暇した。結論から言うと日和らないで行ってよかったなあということになる。楽しい時間が過ごせてよかった。主催のナカハラ先生やタコマンさん、今年もありがとうございました!

 

 

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2019年6月30日 (日)

酪農大ブルーグラス研究所 新入生歓迎コンサート 2019

気がついたら半年くらい記事を書いてなかった。まあいろいろバタバタしてたもんなあ。


この半年の間にも、例えば新しく始めたバンドのメンバーではじめての集まりをしたこととか、千歳で初練習をしたこととか、バンド名が決まったこととか、最近練習してるクローハンマーバンジョーがますます楽しいこととか、ベラフレックの曲は意外にクローハンマーで弾けそうな曲が多いような気がすることとか、北大祭に数年ぶりに行ったらいろいろ変わってたことが多くてなんともいえない複雑な気持ちになったこととか、個人的なちっちゃいトピックはいろいろあったんだけど、まあいろいろバタバタしてたもんなあ(゚з゚)

 

それはそれとして、昨日(6/29)酪農大ブルーグラス研の新歓コンサートに行ってきた話でも。
今年も15人の新入生が入部して、部員数も35人ほどになったらしい。今年の2年生が多数残ってくれているのが大きいのかな。1年生15人、2年生13人ということで、部員のほとんどが1~2年生ということになるんだけど、そのぶんすごく和気あいあいとした明るい雰囲気があって、そんな彼らの一生懸命なステージはなんともほのぼのしててよかった。一方で、数少ない先輩たちはみんなしっかりとした演奏で場を引き締めてるし、そういう面でもサークル全体のバランスがすごく良さそうに感じた。なんというかまた酪農大ブルーグラスの時代が来そうな気がする。全部で9バンドで3時間弱、たっぷりと楽しめた良いコンサートでした。

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来週は白樺祭、その次の週は石山ラッキー★フェス、それから札幌フェスや旭川フェス、八雲フェスとしばらくブルーグラス関連のイベントが続く。ぜひいろんな場所に顔を出して、みんなの楽しそうな演奏を聴かせて欲しいなと思う。特に「旭川フェス」はなにとぞなにとぞよろしくお願いします( ゚∀゚)ノ

2019年1月13日 (日)

うーん(´・ω・`)

昨日(1/12)北大ブルーグラス研のニューイヤーコンサートに行ってきたけど、個人的にここ数年で一番モヤモヤの残るNYCだった。理由はたくさんあるけど、羅列すればまあこんな感じ…。


・コンサートの日程が成人式にかぶってて、参加できてない部員がいたこと。というか、仕事始めのはずの部長がいないってどういうことなの。

・開演時間がDMに書いてあった時間(18:00~)と違ってたこと。公式ブログでの告知では正しい時間(17:00~)になってたけど、気づかなかった。まあ気づかなかった僕が悪いんだろうけど、DMと違っていることに対する訂正も言及も何もなかったね。

・PAがずっと酷かったこと。特にバランス。出て来てほしい音が全然出てこない。演奏者が悪いのか、あるいはPAが曲を知らないのか。明らかに入ってないマイクを交換もせずそのまま使わせてたことなんかも見ててイライラしたよね。

・全部で8バンドのうち5バンドしか見れなかったけど(遅れたからさ)、正直演奏はどこも物足りなかった。上手い下手ということじゃなく、ステージ上で表現するっていう面で。というかそういう意味ではアイリッシュのバンドが一番良かった気がするけど、PAが酷かったからなあ。

・出演バンド数は多くないのに、1バンド3曲しか用意できないもんなの。もしかするとそういう決まりなの?

・1年生にはストロークにしろピッキングにしろカットにしろバンジョーロールにしろもうちょっと基本的なことをちゃんと教えようよ。あまりにも雑だ。

・マンドリン弾きがボーカル取ってるときのコードがむちゃくちゃ適当な点について。

・お客さんが予想以上に少なかったこと。NYCのお客さんは毎年多くはないけど、今年は特に少なかったよね。理由についてそろそろ真摯に向き合ったほうがいい気がする。近々のOBOGですらそんなに来てくれてないのはなんでだろ。


…うーん、キリがないな。もう止めます。



ただコンサート後に後輩諸氏と行った串鳥はとても楽しかったな(^^ゞ

2018年12月29日 (土)

2018年をふり返って

どうでもいい話だけど、今年とうとう50歳になってしまった。あらためて考えると50歳ってすごいよなあ。人生は完全に後半に入ってしまった。あんまりのんびりも出来ないよね…(´・д・`)


さて、なんとなく恒例になってきてるので今年も自分のブルーグラス的一年をざっくりふり返ってみたいなと思ったけど、実は一年間全く人前で演奏しておらずなんにもアウトプットしてない年だった。フェスやライブなどのイベントもそんなに参加できなかったなあ。まあそういう時もあるよね。しょうがないしょうがない。

まあそんな中でも小さいトピックはあるもので、とりあえずそれを書き留めて今年の総括にしたいと思う。


その1.地震の後の旭川フェス
北海道民として今年一番の大事といえばやっぱり9月に起きた胆振東部地震だと思う。旭川フェスのちょうど10日前のことで、そのあたりの顛末については前の記事に書いたとおりだが、おかげでいろんな意味で忘れられないフェスになった。フェスについていろいろと考える中で「僕はなぜフェスをやるのか」という根本的なことについて自分なりの考えがまとまったような気がしてる。来年も旭川フェスをよろしくお願いします!

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その2.オープンバックバンジョー購入
1年以上クローハンマーバンジョーを練習してきてちょっとずつ弾けるようになってきたけど、そうなるとこれまで練習に使っていたヤフオクで買った安物のピアレスバンジョーの音ではどうにも物足りなくなってきた。そこでちゃんとした?オープンバックバンジョー購入を決意し、JOTPのイノウエケンさんにアドバイスをいただきながらいろんなサイトで物色すること1ヶ月、エルダリーにRickard Dobsonのいい感じの中古がお手頃な価格で出品されたのを発見し、即決で購入することに。届いたバンジョーは予想してた以上にいい音で状態もよく、非常に満足している。おかげでバンジョーを弾く時間がさらに増えてしまったなあ。来年はオープンバックバンジョー集会もやりたいなあとか思ってるけど、参加者はいるだろうか…。

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その3.新たなバンド活動開始
秋ぐらいから苫小牧キンペンズ的なバンド活動を始めた。いやバンドというかまだ2人のユニットなんだけど、すでに曲決めもしてちょっとだけ合わせてみたりもしてる。基本的にギターとマンドリンの構成だけど、クローハンマーバンジョーもやらせてもらえることになったのでとっても嬉しい。お互いしばらくブランクがあるので今はまだリハビリみたいな状況だけど、誰かと一緒に演奏するのはやっぱり楽しいなあとしみじみ感じてる。とりあえずの目標は北大祭かなあって話をしてるところ。フェスもどこかに行けたらいいな。まあ無理せずのんびりやっていけたら良いですね。


ということで、今年も一年いろいろとありがとうございました。来年もよろしくお願いします!

2018年12月23日 (日)

酪農大ブルーグラス研究所 冬のコンサート2018

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昨日(12/22)、酪農学園大ブルーグラス研究所の冬のコンサートを観に江別の「ども」へ出かけてきた。

昨年はいろいろな事情で開催出来なかった冬のコンサート。今年はこの春たくさん入部してくれた1年生の頑張りもあって、なんと全部で9バンド、3部構成という、去年とは大違いの状況となった。今回は北大ブル研からもたくさんの部員が来てくれていたこともあってお客さんも多く、ここ数年では一番賑やかで盛り上がったコンサートだったように思う。

部員の半数以上が1年生ということで、9バンド中8バンドに1年生がエントリーされている。ただ今年の酪農大1年生はすごく良い。とにかくみんなステージが楽しそうだ。もちろん緊張もしてるだろうし、全員がそんなにバリバリ弾けてるわけでもないんだけど、自分のできることを最大限やりきろうとする感じが伝わってきて、見ていてとても気持ちがいい。これは旭川フェスのときも同じようなことを感じたんだけど、あのときよりさらにスキルも上がっているので、すごく落ち着いて見ることが出来た。

北大の1年生が酪農大の1年生の演奏を見てその上手さにかなりショックを受けたらしいけど、一人のおっさんの目から見ても1年生だけを見れば現状では酪農大の方が魅力的な気がする。酪農大の1年生たちにはこのままずっと楽しく伸び伸びやっていって欲しいし、ここ数年続いた同じような轍をなんとか踏まないようにしていって欲しいなあと願うばかりだ。


もちろん先輩だって頑張っている。先輩たちは数こそ少ないけどみんな妙に貫禄がある演奏をする。特に酪農大が誇るバンジョー弾きヤジマくんは今回も本当に素晴らしい演奏だった。
なんというかヤジマくんのバンジョーを聴いているととても幸せな気持ちになる。トーンの素晴らしさ、音量バランスの良さ、ミスタッチの少なさ、玄人受けする細かいリック、常にあるドライブ感、安定したロール、どの部分を切り取っても本当にスキルが高い。「そうそうこういうバンジョーが聴きたいんだよ!」ってなる感じ。彼のバンジョーが聴けただけでもう今回は十分に満足だった。彼はもうすぐ卒業だけど、就職は道内らしいのでこれからも聴ける機会はあるだろう。楽しみにしてる。



今年はコンサート後の打ち上げの席にもたくさんの北大の学生が残ってくれていた。酪農大と北大で学生さんたちがごちゃごちゃ混ざりあって楽しそうに呑んだり話してるのはなんというかとっても素敵な情景だった。ある酪農大の子が「こんな打ち上げ初めてです」って嬉しそうに話してて、僕もなんだかすごく嬉しくなった。どうやら今回は北大のオダくんが部員を熱心に誘って連れてきてくれたらしい。なんて素晴らしいんだ。オダえらい!

こんな感じで同じような音楽をやってる者同士で交流していくのはすごく自然なことだと思うし、べつにそんな大げさな話でもないので、どんどんやったらいいと思う。なにせ近いんだし。内地の学生さんたちはよく大学の垣根を超えて交流して一緒にライブとかやったりしてるけど、そういうの北海道でもやったらいいんじゃないかな。というか、昔はわりとやってたし。一緒にコンサートとかやるのはやっぱり楽しいよ(・∀・)b

2018年11月14日 (水)

北大ブルーグラス研究会 第44回定期演奏会

11/11日曜日、北大ブルーグラス研究会の第44回定期演奏会に行ってきた。

今年はおそらく初めての日曜日開催、開始時間の繰り上がり、そして40年来ずっと500円だった入場料が700円に値上がりになるなど、いくつか例年とは変わったことがあった。おそらくは会場のコンカリーニョとの間の種々の事情の中での変更だと想像する。部員としてもいろいろ大変だろうなと思う。


今年はJRで琴似に向かったので、ちょっと早めに会場に着くことが出来た。まだ開場前だったので入り口のところに並ぼうとしたら、すでに酪農大ブルーグラス研の面々が10人以上待っていた。そうだ君らはいつも来てくれてるよね。ありがたいなあ。北大もちゃんと酪農大のコンサートに行きなよ。そういうところ大事だぞ(゚з゚)


さて、今年も最初のオープニングアクトからトリのバンドまで見どころ満載で楽しい定演だった。例えば「Steven Jam Range」はたぶんこれから北大ブル研の中心的なバンドになるんだろうなあというキレキレの演奏だったし、「Northern Grass Revival」は懐かしいニューグラスリバイバルのコピーバンドとして僕ら世代には大満足の演奏をしてくれたし(全部歌えた)、「3300」は派手さはないけど玄人好みの細かいテクニックがいろいろ散りばめられた演奏でそれに気づかせてくれる楽しみもあったし、全部は書けないけど他のバンドもそれぞれに特徴を出していていい感じだった。出演者偏り問題もかなり解消されていたみたいだったし、そういう面でもバランスの取れた演奏会になっていたような気がする。


そんな中で、今年は個人的に大好きなバンドである「ポルコ」が1年目の時から全く同じメンバーで4年連続定演出演(オープニングアクト含む)の偉業を果たし、かつトリを務めてくれたことがなんとも嬉しかった。本当に素晴らしい演奏だった。

今回「ポルコ」のメンバーは全員楽器にピックアップマイク(ベースはちょっと違うけど)を装着してのステージだったのだが、これがすごく良かった。楽器用マイクの立ち位置から開放されたことでステージにすごく動きが出てた。ソロをとる楽器にリズム隊の楽器がちょっとずつ近づいていくことや、楽器同士のハモリの部分などでお互い向かい合って弾く姿や、固定されたボーカルマイクに集まってくる動作も流れるように自然で、それゆえに見ている側もより演奏にのめり込むことが出来たように思う。マイクのセットアップやPAの部分では難しさもあるのだろうが、この全員ピックアップシステム?はステージを構成する上でのメリットしか感じられなかった。これまでも個人的にピックアップマイクで出演する人はいたけれど、バンド全員でというのは記憶にない。これは今後主流の方式になっていくのではないだろうか。

もちろん各個人の力量の高さと4年間同じメンバーで続けてきた圧倒的なバンド感の高さが合わさってのことなのだと思う。個人的にはここ数年の定演で一番印象に残ったトリのステージだった。アンコール欲しかったな。ポルコの皆さん、素敵な演奏をありがとう。


2018年9月29日 (土)

今年の旭川フェス開催前のあれこれ

第4回旭川ブルーグラスフェスの開催に向けて、主催者側として考えていたことをざっくり書き留めておきたいと思う。

 



フェスの前の週に北海道を続けて襲った台風21号と北海道胆振東部地震の2つの大きな災害は北海道全体に大きな被害を与え、それは回り回って旭川フェスの開催にも影響を与えることになった。たまたま僕の個人的事情で今年は例年より一週間遅い開催日になっていたことがそもそもの始まりである。例年通り一週前の日程だったなら迷わず中止だっただろう。

 



会場のある旭川市内では地震の影響はそれほど大きくなかった。余震もそれほど大きくないし、停電が解消されて以降は物資が少ないことを除けば生活もそれほど乱れてはいなかった。会場である島田音楽堂にも目立った被害はなく、さらにここには非常用電源も備え付けられているので、たとえ計画停電が実行されても大丈夫な状況だった。ということで、旭川に暮らす主催者のマツモトがフェス開催をさほど問題視しなかったのは無理もない。

 

 

一方、震源に近いところに暮らす方はちょっと事情が違う。被害自体が甚大だったし大きな余震も続いていた。交通機関も乱れてるし、道路も壊れているところが目につく。なにより気持ちの面で落ち着かない。こんなときにのんびりフェスなんてやっていていいのかという気持ちになるのも当たり前だ。

 

 

実は僕も比較的震源に近い日高町(旧門別町)に暮らしている。施設園芸農家なのでまずは台風21号が心配だったのだが、それをなんとかしのぎきったあとの震度6弱の地震だった。幸い家族みんな怪我はなく、住宅や施設にもさほど大きな被害はなく(お皿や棚のガラスなどはたくさん割れたが)、断水もなく停電もそれほど長引かず、日高町内では比較的早く復旧した方だった。ただ、自宅横のちょっと小高い丘のような裏山が実は土砂災害警戒区域で、山崩れの危険があるということで避難勧告が出されていた。大きめの余震もたまに来てる。さすがにこの状況で家族を残して旭川までフェスに行くっていうのはマズいような気もしていた。

 

 

そんな中で、震源に近い地域に暮らす方から旭川フェス開催について懸念を示す意見をいただいた。やはり地震の影響がいまだ大きいところに暮らしておられるので危機感が違うのである。

 

 

「この非常時にフェスを開催する必要があるのか」「もしフェス中にまた大きな余震が来て被害が出たり途中の道路が壊れたり交通機関が乱れたりしたらどうする」「なにか被害が出て主催者が責められるのは今後のためにも避けたほうがいいんじゃないか」「今回たとえ中止にしても文句を言うやつなんて一人もいないよ」などなど。言われてみれば全くそのとおりである。地震の被害に対する懸念だけでなく、フェスを運営する僕らの立場が悪くなることを心配してアドバイスしてくださっているのがよく分かるので、一言一言がすごく心に響いた。この方だって本当は参加したいこともわかっていた。

 

 

こんな感じで、今年の開催について主催者側でもいろいろと葛藤があったのは確かである。正確に言えば、主催者3人とも開催する気持ちは満々だったのだ。ただ、地震の影響が未だ進行中の状況でフェスを開催することの是非が判断できなかった。僕らは気持ちが前に向いていたので、その場で一度立ち止まって冷静に考え直すっていうのがなかなか難しかった。でももし中止にするのならできるだけ早く決めた方がよいから、あんまり時間もない。そこで、僕ら以外の第三者でフェス運営などにも経験のある方にも意見を求めることにした。

 

 

突然の問いかけにもかかわらず皆さん丁寧なお答えをくださって本当にありがたかった。特に岡山のイソヤマさんご夫妻からいただいたお返事はまさに主催者側の気持ちをシンプルに代弁してくださっていて、僕らはみな「腑に落ちた」感覚で、もやもやしてた気持ちがスッキリしたような感じがした。

 

 

他にもいただいた意見はおおむね同じで、主催者が会場近辺が安全だと判断するのなら開催していんじゃないかということだった。そこに参加するかしないかは参加する側の判断の問題だろうと。これも言われてみればたしかにそうで、フェスなんて趣味的なイベントはそんなに無理して参加するものでもないし、その判断は個々人に任せればいいのだった。

 

 

ということで、僕らはフェスを開催することにした。Facebookのイベントページには「決して無理のない範囲で集まれる人たちでやりましょう」という気持ちを載せ、開催決定を伝えた。

 

 

 

 

さて、開催は決定したが、今度は僕自身の問題である。自宅周辺に出されている避難勧告はフェス当日の朝になってもまだ解除されていない。避難勧告が出ているような状況でお父さんが家族を残して家を離れるのは冷静に考えればやっぱり無理がある。主催者と言っても僕がやるのは司会だけだし、その原稿は前もってスタッフに送っておいたので行けなかったとしてもまあなんとかなるだろう。遠方から来てくださる懐かしい皆さんたちを含めこんな状況でも参加してくれる方々と会場で会えないのは本当に寂しいが、それは仕方ないことなのもわかっていた。

 

 

でも、行かないとすごく後悔するような気がしていた。ちょっと説明しづらいのだが、行かないのはなんとなく「流れ」に逆らっているようですごく不自然な気がしたのだ。

 

 

前述の通り今年のフェス日程が一週間遅くなったのは僕の個人的事情だ。具体的に言うと、僕が娘の高校のPTA会長をしていて、今年の全道のPTA大会(会長は基本的に参加しなければいけない)の日程がフェスと重なることがわかっていたから、フェスの日程を移動してもらったのだ。もしも僕がPTA会長なんてやってなければ今年もたぶん例年通りの日程だったし、そしてたぶん中止になってた。

 

 

直接はなんにも関係のないことが意外なところでつながって影響しあってる。こういうのを縁と呼ぶのなら、その縁には忠実に従ったほうが良いんじゃないかと思った。僕の事情で日程が動いて、結果的にそのことでフェスが開催できることになった。それなら僕はやっぱり行く方が自然だと思った。都合のいい思考なのは承知している。でもこれまでもずっとそういう流れ重視の思考でやってきたのだ。

 

 

ということで、すごく迷ったけどやっぱり行くことにした。家族は気持ちよく送り出してくれた。理解のある家族で良かった。結果としてフェスに行ってとても良かったというのは先のブログに書いたとおりである。フェスが終わるのと同じ頃に自宅周辺の避難勧告も解除されていた。結果オーライだが、なにも起きなくて本当に良かったなあ。

 

 

2018年9月22日 (土)

第4回旭川ブルーグラスフェスティバル

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先週末(9/15-16)第4回旭川ブルーグラスフェスが無事に開催された。スッキリ秋晴れで暖かくて気持ちよく、フェスをやるには最高のお天気だった。

今年の旭川フェスは過去3回とは違った意味でとても思い出に残るものになった。地震などの影響もあって開催にいたるまでいろんな葛藤もあったが、そのあたりについてはまたあらためて書こうと思う。まずはとりあえずの報告と、参加してくださった皆さんへの感謝を記したい。

今年の参加者は子どもたちを除くと122名(+スタッフ7名)だった。去年が93名だったから、30名近く増えたことになる。道内各地はもとより、道外からは岡山、兵庫、奈良、三重、愛知、静岡、神奈川、千葉、茨城、栃木、青森から計15名の方に参加していただいた。北大からは昨年の1.5倍ほどの34名、そしてついに酪農大から13名も参加してくれた( ゚∀゚)ノ

北海道がまだまだ不安定な状況だったにもかかわらず、予想を上回るたくさんの方々に参加していただいてたいへん驚いたのと同時に、感謝の気持ちでいっぱいになった。その上「いいフェスだね!」「楽しかったよ!」「また来るね!」などありがたい言葉もいっぱいいただき、いろいろあったけどやっぱり開催してよかったなあと素直に思った。

エントリーしてくれたバンドも多かった。開始時間をいつもより1時間繰り上げて15時からにしたが、日曜日もほぼエントリー枠で埋まってしまった。1バンド20分というゆったりスケジュールはできるだけ維持したかったがちょっと厳しくなったので、学生さんには時間調整に協力してもらったりもした(ありがとう)。ということで、バンド数が多かったわりには15分くらいの遅れですんだし、なかなかいい感じで進行できたのではないかと思う。ステージ内容もそれぞれ充実していて目の離せない時間が続いたせいで、楽しみにしてたひいらぎのカレーを食べそこねてしまったのはちょっと残念(´・ω・`)

今年は初めてピアノを使うユニットやら、初めてエレキギターを使ってブルースっぽい演奏を見せてくれたユニットやら、コンデンサマイクを持ち込んで一本マイクでコーラスをやるバンドやら、これまでにはなかった形でのステージがみられた。また内地のフェスではおなじみになっているらしい「バンジョー数珠つなぎ」を北海道では初めて行うことができ、フェスの内容としても少し進化したような気がしてる。PAも対応が大変だったと思うが、さすが「音の狩人」マツモトのおかげでトラブルもなく、見事な仕事っぷりであった。

僕は今年も司会を担当させてもらった。参加者が多い分司会原稿もかなり増えたが、このあたりはだいぶ慣れてきたようで、原稿作りは去年ほどの大仕事にはならずに済んだ。ただ、地震の影響でもしかすると僕自身が参加できない可能性もあったので、そこを考慮して誰にでも分かるような形にするのがちょっと難しかった。僕が行けなければスタッフのニサカさんとスズキさんの司会になる予定だったらしいから、もしかするとそっちの方が評判が良かったかもしれないなあ。今回はいろいろあったこともあってちょっと肩に力の入った感じの司会になったような気がしてる。もう少しさらっとやらないと見てる人も疲れちゃうよね。反省(゚з゚)

もう一つ、今年は初めて演奏する機会のない旭川フェスになった。ステージエントリーはしてあったのだが、なんだかんだでキャンセルになった。まあ僕自身は練習があんまり出来てない状態でステージに出るのは怖くてしょうがないので、これはこれで良かったのだ。ただ、考えてみれば今年は石山ラッキーフェスも演奏してないし、札幌フェスはそもそも参加できなかったし、結果的に久しぶりにステージに出ないフェスシーズンを送ったことになる。ステージに出ることはそんなに好きではないけど、さすがにちょっと味気ない気もするので、来年はなんとかしたいところだ。

ということで、ご参加くださった皆さん、ご協力いただいた皆さん、そしていろいろな形で心を寄せてくださった皆さん、本当にありがとうございました。来年の第5回旭川ブルーグラスフェスは敬老の日の3連休の土日(2019年9月14日(土)~15日(日))の開催予定です。なにとぞよろしくお願いします。

2018年7月 1日 (日)

酪農大ブルーグラス研究所 新入生歓迎コンサート 2018

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6月30日(土)酪農大ブルーグラス研の新入生歓迎コンサートを見に、江別駅前の「ども」に出かけてきた。

酪農大の演奏を見るのは1年ぶりだ。毎年この新歓コンサートと冬のコンサートには来ていたのだが、昨年の冬のコンサートは種々の事情で中止になってしまった。内実は知らない。ただ去年の夏のコンサートではバリバリ良い演奏をしていた上級生が、今回のコンサートにはほとんどいなくなっていた。頼れる先輩が辞めていなくなってしまった状況で、特に今のサークルの中心になってる3年生のみんなの苦労は相当なものだったろう。

そんな中で、今年は15名の1年生が入ってきてくれた。先輩たち全員より多い数の1年生だ。みんな明るくて元気な子たちで、サークルにもすっかり馴染んでる感じだった。すでに部室の主みたいになってる子もいるらしい。

もちろん演奏はまだよたよたしてるけど、楽しそうに演奏している姿は微笑ましかった。一方で、彼らを引っ張る先輩たちの演奏はなにか貫禄すら感じるしっかりしたものだった。いろいろあったこの1年が先輩たちを大きく成長させたのかもしれない。なんというかサークルの中にこれまでとは違う新しい風みたいなものが吹き始めてる、そんなことをぼんやり感じてた。

今年の1年生がみんな残って続けてくれれば嬉しいけど、でもなかなかそうはならないだろう。それでもこの音楽に魅力を感じてくれたことを縁に、例え何かの事情でサークルは続けられなくなったとしても音楽は楽しんでほしいし、サークルで出来たつながりも大切にしてほしいなと思う。たった4年しかない時間だから、良いこと悪いこと全部を糧にしてほしい。


個人的には、今年の旭川フェスに酪農大のみんなも参加を前向きに考えてくれてるってわかってものすごく嬉しい。いやあほんと嬉しいなあヽ(゚∀゚ )ノ 楽しいフェスになりそうだ。

2018年5月 7日 (月)

「ムーンシャイナー」に旭川フェスの記事が載りました

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※写真はFacebbokの「第4回 旭川ブルーグラスフェスティバル」イベントページより転載


日本のブルーグラス関係者で「ムーンシャイナー」という雑誌を知らない人はたぶんいないと思うけど、一応説明すると『1983年11月の創刊以来毎月発行を続けているブルーグラス月刊専門誌』である。税込540円と破格の安さでいろんな意味で中身の濃いブルーグラス情報が掲載されている。超がつくほどのマイナージャンルな音楽であるブルーグラスを題材に長年に渡り興味深い記事を継続して提供し続けるというのは本当に大変なことだと思う。出版に携われる方々にはあらためて敬意を表したい。

その最新号(2018年5月号 (通巻414号))に旭川フェスの記事が掲載された。執筆者は主催者の一人であるマツモトくん。旭川フェスが始まった経緯やら会場の様子やら去年のステージの雰囲気などマツモトらしい詳細な記載で綴られている。僕も立ち上げに関わった一人だけど、僕だとこんなふうに熱い文体では書けないなあ。なんというかマツモトの旭川フェスに対する愛がいっぱい詰まった文章だと思うし、ぜひたくさんの人に読んでいただいて旭川フェスに少しでも興味を持っていただければといいなあと思う。

もちろん出版物なのでここにその全文を載せられないのが残念だが、文中でも紹介された札幌の「珈琲・軽食ひいらぎ」では「ムーンシャイナー」を読むことができますので、札幌近郊にお住まいの方はそちらでぜひ(^^ゞ


さて、文中にはほとんど書かれてないのだが、このフェスの最大のアピール点はその音響の素晴らしさだと思ってる。PAはマツモトが一番こだわっている部分だ。その機材についてもほぼマツモトが自前で揃えたりしてるくらいに(もちろんフェスの予算で手当はしてるけど)。その昔僕らの大先輩であるハシモト氏に「音の狩人」と称された男の本領発揮とでもいったら良いだろうか。マツモト自身はその音の良さの部分を必要以上にアピールするのはちょっと気が引けるみたいなのだが、僕から見たら十分スゴイし、友人のスゴイところは積極的に紹介しておきたい。

その音の良さはYouTubeを通じても伝わってくるので、ぜひこの旭川フェスのチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UC8T6JpXpg2wVFyMxD_nkkqg/videos?shelf_id=0&view=0&sort=dd)で味わっていただきたい。最近新たに編集し直して再アップされていて、特に去年の分は画像も明るくなって見やすくなってるし、MCなどもカットされて見やすくなってるし、音もさらに良くなってるので、一度見た方でも十分に楽しんでいただけると思う。


※今年の第4回旭川ブルーグラスフェスは9月15~16日、旭川市江丹別にある島田音楽堂で開かれます。スタッフ一同心よりお待ちしてます。

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